各スケジュールされたカンファレンス(例 開始時間、オプションとして、期間やリピート等が、ウェブ・インタフェースで設定されたカンファレンス)には関連する所有者が存在します。該当所有者は設定されたユーザのIDであり、通常該当カンファレンスのスケジュールを組んだユーザとなります。
カンファレンスの所有権は、カンファレンスのウェブ・インタフェース・コントロールにのみ影響があります。- 特に、ビデオ・カンファレンスのエンドポイントがH.323経由でMCUに接続する場合、カンファレンスに参加するのを確認する役割を持つわけではありません。この状況で、カンファレンスへのエントリーを制限するのは、カンファレンス(もしくは、オートアテンダント)PIN経由の場合となります。
実際のカンファレンス所有権は、ユーザの権限に左右され、特に以下の事項が関係します。
権限レベル | カンファレンス所有の影響 |
---|---|
|
該当権限レベルを持つユーザは自分のカンファレンスを作成することが可能で、全てのカンファレンスに対して、フル・コントロールが可能です。 |
|
該当権限レベルを持つユーザは自分のカンファレンスを作成することが可能です。自分のカンファレンスに対して、フル・コントロールが可能ですが、他のユーザが所有するカンファレンスに対してはコントロールが制限されます。 |
|
該当権限レベルを持つユーザは自分のカンファレンスを作成することが可能です。自分のカンファレンスに対して、フル・コントロールが可能ですが、他のユーザが所有するカンファレンスに対してはコントロールができません。 |
|
該当権限レベルを持つユーザは、自分のカンファレンスを所有することができず、いかなるカンファレンスの設定を変更することもできません。 |
上記の通り、ユーザ権限レベルにより、カンファレンスに対するコントロールのレベルが与えられ、該当ユーザが所有者であるか否かによりコントロールのレベルが異なります。カンファレンス・コントロール・レベルの詳細は以下の通りです。
カンファレンスの権限レベル | カンファレンス所有の影響 |
---|---|
|
このコントロールのレベルにより、以下の操作が許可されます。 参加者のコントロール 設定アクセス ライブ・カンファレンスのパラメータを変更する また、フル・コントロールには以下のリミッテッド・コントロール下での操作も含まれます。 |
|
このコントロールのレベルでは、以下の操作が可能となります。 参加者リストを閲覧する 参加者に送信されるビデオのコントロール 参加者カメラのコントロール オーディオ・ステータスの閲覧 各参加者へメッセージを送信する 参加者の統計や診断を閲覧する |
|
上記の操作ができません。特定権限レベルにより、スケジュールされたカンファレンスのリストが該当ユーザに表示されず、また、リストが表示されてもコントロールを持たないユーザに対してはハイパーリンクではなく、名前が与えられます。 |
権限レベルがカンファレンスの作成とフル・コントロール、もしくはアドミニストレータの場合、カンファレンスの所有者を変更することができます。すなわちカンファレンスの作成権利を持つユーザもしくは、"所有者なし"のどちらかに変更が可能です。また、新規カンファレンスをスケジュールする場合には、この権限を持つユーザはどの所有者が最初にカンファレンスに関わるのかを選択することができます。
ユーザのアカウントが削除された場合、該当ユーザに所有されていたカンファレンスの所有者は"なし"にリセットされます。.
(c) Copyright Codian 2003-2010, ライセンス情報 |