Codian MCU
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コンテントチャネルビデオサポート

Codian MCUは、それぞれのカンファレンスへ接続するためのコンテントチャネルと呼ばれる追加のビデオチャネルをサポートします。 この機能は、以下の機能を含んでいます:

* - これらの機能を使用するには、 WEBカンファレンス機能キーが必要です。

コンテントチャネルとメインビデオの比較

H.239プロトコルは、MCUにおける追加のビデオチャネルのサポートを実現し、それぞれの接続されたエンドポイントへの送信とエンドポイントからの受信を可能にします。 このようん、それぞれのエンドポイントとMCUとの間には、3つのメディアが使用できます。 それらは、オーディオ、メインビデオ、コンテントの3つです。

SIPエンドポイントは、コンテントを常にメインビデオチャネルの一部として受信します。SIPエンドポイントは、コンテントをメインビデオと別のチャネルとしては、受信しません。しかし、メインビデオの一部として受信します。

このメインビデオは、通常の分割された画面レイアウトにおいて、参加者のビデオストリームを表示するための通常の方法です。コンテントチャネルとメインビデオとの違いは、以下のとおりです:

H.323/SIP エンドポイントのコンテントチャネルサポート

H.323エンドポイントに関しては、個々のエンドポイントによって、また、構成によってコンテントビデオストリームが、別の画面に表示されるか、あるいはメインビデオに表示されるか、あるいはサイドバイサイドで表示されるかが異なります。

エンドポイントはコンテントチャネルの受信の機能があるかないかにかかわらず、送信ができるものとできないものがあります。セカンド映像を送信するには一般には、セカンドカメラ、VCRや"Video In"の要はビデオ入力が必要です。

一部のH.239をサポートしていないH.323エンドポイント、あるいは、機能を持たないSIPエンドポイントにはMCUはコンテントチャネルを送信しません。 しかし、その場合でも、コンテントチャネルを表示することができます。MCUは、カンファレンスの他の参加者を表示するのと同じ方法で、通常の画面表示の枠の中にコンテントチャネルを表示することができます。 この機能を使用するには、機器全体の 通常のビデオチャネルへのコンテントの表示 設定を参照してください。 (コンテント設定の構成)を参照のこと。

コンテントチャネルの映像ソース

前述のとおり、エンドポイントに送信されるカンファレンスのコンテントチャネルは、シングルソースです。以下のような種類があります:

MCU コンテントチャネルの設定

機器全体の設定

機器全体の設定レベルにおいて、コンテントチャネルを全く使用できないように設定することができます。コンテントチャネルの使用ができるように設定されていても、テキストや手書きの書き込みの許可は別に設定できます。また、テキストチャットを接続されたエンドポイントの画面に表示するかどうかも設定することができます。

MCUで暗号化を使用するように設定することができます。暗号化が使用されている場合は、コンテントチャネルも暗号化されます。

設定パラメータに関する詳細は、 コンテントの設定 および 暗号化設定のコンフィグレーションをご参照ください。

カンファレンス毎の設定

MCUのコンテント設定が有効になっている場合、それぞれのスケジュールされたカンファレンス毎に個別にコンテントを有効にするかどうかを設定することができます。有効に設定されている場合、 カンファレンスのポートの使用 に影響があります。 MCUのコンテント設定が無効になっている場合、参加者からのコンテントの送信はできません。

MCUが、暗号化を使用する様に設定されている場合は、暗号化を必須としたり、オプションとする等を個々のカンファレンス毎に設定することができます。 MCUは、1つの会議の中で、それぞれのエンドポイントの機能に応じて参加者毎に、暗号化されたコンテント、あるいは暗号化されていないコンテントを別々に送信することができます。

コンテントチャネルに関連するカンファレンスの設定パラメータにつきましては、 カンファレンスの追加とアップデートをご参照ください。

参加者毎のパラメータ

コンテント送信

コンテント送信 は、メインビデオとは別のコンテントチャネルで送信するためのビデオ会議機器の仕組みです。メインビデオ ストリームとは別のものです。 このセクションでは、MCUによるデバイスへのコンテントチャネル送信やVNCのような別のプロトコルに関しては説明されていません。

コンテントビデオチャネルが有効に設定されているカンファレンスの場合、各エンドポイントにたいして、コンテントビデオの送信を許可、または非許可に設定できます。 H.239は、H.323ビデオ会議エンドポイントで使用されるプロトコルで、コンテントの送信または受信ができます。一方、BFCPはSIPで使用されるプロトコルで、同様にコンテントの送信または受信ができます。 VNC 接続のようなその他のコンテントチャネルソースの設定に関しては、H.239やBFCPパラメータの影響は受けません。

コンテント送信という言葉は、厳密にはH.239やBFCPによってコンテント送信を開始 することができることを意味します。 H.239やBFCPは、MCUとエンドポイントとの間で使用されますが、同時にコンテントソースになれるのは1台のエンドポイントのみです。 MCUは、エンドポイントに対して、コンテントチャネルビデオの送信を停止するよう強制することはできません。

エンドポイントがコンテントを送信している間、そのカンファレンスの中での仮想的なコンテントトークンを持っているものとみなされます。別のエンドポイントがH.239やBFCP、またはVNCなどでコンテント送信を開始したい場合、その前にこのトークンが解放されていなければなりません。このトークンは、通常は、特定の端末操作で解放されます。 (例えば、"コンテントの送信停止" ) また、エンドポイントがカンファレンスから切断された場合も、トークンが解放されます。

デフォルト設定では、参加者のコンテントビデオ送信能力(厳密にはH.239またはBCFPの開始の機能)は、カンファレンス毎のエンドポイントからのコンテント送信設定によって決められます。 (カンファレンス > 新しいカンファレンスの追加).

カンファレンス毎のエンドポイントからのコンテント送信のデフォルト設定は、個々のエンドポイントの設定で上書きできます。 もし、そのようなエンドポイントのコンテント送信設定が、<カンファレンスのデフォルトを使用>になっていた場合は、カンファレンスの設定が引き継がれます。 エンドポイント設定が、<有効> または <無効> に設定されている場合、カンファレンス設定は上書きされ、常に許可、または不許可となります。(この場合、カンファレンスの設定はコンテントチャネルサポートが有効となっているものと仮定します) 各エンドポイントの設定と同様に、コンテント送信設定は、アドレスを指定して発信するときにも指定できます。

カンファレンス毎の設定や、エンドポイント毎の設定にかかわらず、カンファレンスがコンテントチャネル操作を許可を設定している場合は、Webブラウザインターフェースを使用して、明示的に個々の参加者を有効または無効に設定できます。 (ユーザは フルコントロール権限でログインしているものと仮定します)

WEBインターフェースを使用して、アクティブなカンファレンス参加者のコンテント送信設定を変更するには、参加者の表示ページに移動し ます。(カンファレンス で、目的のカンファレンスをクリックし、設定を変更したい参加者の名前をクリックします) そのカンファレンスにおいてコンテント送信が有効になっていて、該当のエンドポイントがコンテント送信機能がある場合、以下のような操作ができます:

この方法によって、エンドポイントのコンテントビデオ送信機能が明確に有効または無効になっている場合は、現在または将来のカンファレンスおよび参加者コンフィグレーションよりも優先されます。そのエンドポイントが別のカンファレンスに移動しても変わりません。

メインビデオでのコンテントの使用

エンドポイントがコンテントチャネルビデオを送信するためのH.239やBFCPに加えて、MCUは参加者からの メインビデオ もコンテントストリームに使用することができます。 この方法は、VNC 接続がコンテントチャネルとして使用できる場合に、何が起きるかということの原則になります。

前述のとおり、 コンテント送信を開始したエンドポイントに、仮想的なトークンを開放するよう強制することはできません。 このように、エンドポイントのメインビデオが、コンテントチャネルとしても使用できるように設定されている場合は、他のエンドポイントがコンテントを送信していないときだけ有効です。 (H.239か、BFCPか、またはメインビデオストリームを使用するか)

参加者がコンテントチャネルソースとしてメインビデオを使用するかどうかを制御するには、 以下のような操作アイコンがカンファレンス毎の参加者リストに表示されます。 関連したビデオプレビュー画面のすぐとなり):

2つ以上のメインビデオがコンテントチャネルを使用するように設定された場合は、 通常最初のアクティブな参加者は以下のステータスになります:
 コンテント: メインビデオをソースとして使用できません
この警告は、2つ以上のVNC接続がある場合にも表示されます。何故なら、新しいVNC接続を確立した時に、MCUは自動的にメインビデオチャネルをコンテントチャネルに割り当てようとするからです。 複数のメインビデオチャネルがコンテントチャネルへ(潜在的に)割り当てられている場合、どのメインビデオを選択するかを、無効に設定することによってコントロールできます:
  icon for stopping use of main video as content channel source
使用したいソースだけに使用します

ストリーミング

H.323エンドポイントから送信されるコンテントストリームと同様に、MCUは独自フォーマットのPCでビデオストリームを見るためのコンテントチャネルを生成します。これにより、全ての参加者と閲覧者が1つの会議に参加することができます。

このコンテントストリーミング機能は、H.239機能を持っていないH.323ビデオエンドポイントやSIPエンドポイントを使用しているユーザに、高解像度のコンテントチャネルを提供します。 コンテントチャネルストリーミングは、H.239プロトコルでサポートしていないいくつかの機能を実現します:

書き込み

"書き込み"は、コンテントチャネルビデオへの図やテキストのオーバレイ機能です。例えば、プレゼンテーションスライドの特定の部分に注意を惹きたい場合などに使用します。書き込みは、コンテントチャネルストリーミングインターフェースからのみ使用できます。また、マウスをクリックし、ドラッグすることで書き込みができます。書き込みの色を変えたり、書いたものが不要になった場合それを消したりすることもできます。

コンテントチャネルの書き込み機能は他にも以下のような特徴があります:

コンテントチャネルへの書き込みは 、設定 > コンテント ページの、 機器全体の設定 コンテントチャネルへの書き込み で設定できます。

テキストチャット

MCUは、コンテントチャネルの情報を同時に、カンファレンスのコンテントチャネルで、他の参加者とテキストメッセージをやりとりする機能を提供します。 コンテントチャネルを表示しているウィンドウのすぐ下に、ストリーミング閲覧者がテキスト入力できる部分があります。テキストをタイプすると、そのメッセージは他のすべてのストリーミング閲覧者に送られ、また、他のタイプのユーザにも送られます。

ユーザが送信したメッセージが誰からのメッセージなのか他のユーザにわかるようにするには、それぞれのストリーミング閲覧者がそれぞれのユーザIDを持っておく必要があります。このIDはメッセージを送信された時にそのメッセージの先頭部分に表示されます。コンテントチャネルストリーミングがストリーミングのみのユーザから開始された場合、ストリーミングを開始する前にそれぞれの参加者は、サインイン名を入力するよう求められます。そして、そのサインイン名はテキストチャットの際のIDになります。 ストリーミングが、MCUカンファレンスリストのストリーム操作から開始された場合は、ユーザがそのWebインターフェースにログインした時のIDがテキストチャットに使用されます。

Webブラウザベースのコンテントストリーミングによるテキストチャット機能は、双方向に送信可能で、コンテントチャネル閲覧者は、テキストを送信することができるとともに、他の全てのユーザからのメッセージを見ることもできます。 エンドポイントからテキストチャットメッセージを送信する機能はありませんが、MCUは最新のテキストメッセージをエンドポイントのメインビデオチャネルに表示することができます。 MCUのカンファレンスにビデオエンドポイントで参加しているプレゼンターに対して、ストリーミング閲覧者が質問を送信するなどに利用することができます。この場合、コンテントチャネルのストリーミング閲覧者がタイプしたテキストは、通常画面、分割画面で、画面の下からほぼ1/3の部分に表示されます。

ストリーミング閲覧者がメッセージの送信や閲覧をするには、コンテントチャネルの閲覧設定が、選択されていなければなりません。このオプションは、カンファレンスのストリーム機能が使用されるよう設定されている場合に、拡張ストリーミングオプションで指定することができます。

エンドポイントにおけるテキストチャットの表示に関する設定は、機器全体の設定 コンテントチャネルテキストチャットの設定と、設定 > カンファレンス ページのオーバレイテキスト にて設定することができます。 機能自体と全てのコンテントチャネルのストリーミング閲覧者向けにタイプされたテキストの表示は、無効にできません。

Webカンファレンス機能キー

上記のコンテントチャネル機能のいくつかを使用するには、Webカンファレンス機能キーが必要です。以下の機能は、Webカンファレンス機能キーを入力したのちに使用できるようになります:

ポートの使用

ポート予約モード

MCUがMCUがで運用されている場合、コンファレンスにコンテントを有効にすることだけでがビデオポートは使用しません。 しかし、コンテントはMCUの'ストリーミングとコンテント'用のポートを消費します。 全てのコンテントチャネル操作には、ユーザの数に関係なく1つの'ストリーミングとコンテント'用のポートが必要です。例えば、5つのエンドポイント(そのうちの1つはストリーミングを送信している)と4つの閲覧者がいる場合、そのカンファレンスでは、5つのビデオポートと1つの'ストリーミングとコンテント'用のポートを使用します。予約するビデオポートは、5に設定されなければなりません。そして、コンテントチャネルビデオは"有効"に設定されなければなりません

予約モードでは、コンテントを有効に設定されているカンファレンスでは、実際には使用されないとしても、1つの'ストリーミングとコンテント'用のポートが必要です。

MCUの持っているポート数とポートタイプに関する詳細は、MCU ポートマトリックスをご参照ください。

予約なしモード

MCUが予約なしモードで運用されている場合、最初にコンテントチャネルを使用する操作を行った時に、実際に割り当てらたポートを使用します。例えば、参加者がコンテントチャネルをオープンするか、ユーザがWEBブラウザを使用して閲覧を開始した時に、実際にポートが使用されます。 最後の参加者が切断されたなどにより、割り当てられたポートが不要になった場合は、そのポートは解放され、他の参加者やカンファレンスに割り当てられます。

ストリーミング

コンテントチャネルのストリーミングは、ストリーミングに割り当てられたポートではなく、コンテントに割り当てられたポートを使用して配信されます。 これは、ストリーミングが無効になっているカンファレンスについて、(例えば、書き込みなどの)コンテントチャネルを使用してストリーミングできることを意味します。 ストリーミングとコンテントの両方を有効にすると、追加で2つのポートが必要になります。ビデオに加えて、音声のみのポートがカンファレンスの参加者によって使用されます。


詳細な情報に関しましては、ポートの予約をご参照ください。

アドホックカンファレンス

MCUとエンドポイント間でのビデオストリーム、コンテントチャネルへの書き込みやテキストチャットなど、上記で説明されている機能は、スケジュールベースのカンファレンスおよびアドホックカンファレンスの何れでも使用できます。

しかし、スケジュールベースのカンファレンスにおいて、カンファレンス毎のコンテント設定ができるのに対して、アドホックカンファレンスでは、機器全体の設定を使用してオンオフが決められてしまいます。これは、コンテント設定ページにあるアドホックカンファレンスのコンテント設定で設定できます。 この設定が、"有効"になっているとMCUのアドホックカンファレンスはコンテントを使用します。また、無効"になっている場合は、使用できません。

ソフトウエアバージョン 1.4(1)において、アドホックカンファレンスではコンテントチャネル機能(H.239を含む)は使用できませんでした。 予約モードでアドホックカンファレンスを使用する場合は最新バージョンにおいても使用できません。

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